ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

逆番町皿屋敷

日本にはいろいろ有名な怪談がありますが、その中でも特に有名な階段が大阪外国語大学の箕面キャンパスにあった墓石階段ではないかと思いますが、それは階段であって怪談ではありません。とりあえず『番町皿屋敷』のお岩さんはめちょめちょに有名だと思うのです。詳しいあらすじは忘れてしまいましたが「いちま〜い、にま〜い」とお皿を数えて、最後に「いちまいたりな〜い」と言うのですが、これまた詳しいことを忘れてしまったので、最後にどうなるのかわかりません。面倒なので知りたい方は各自調べてください。

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とにかく、番町皿屋敷というお話ではお皿が足りないのです。いくらなんでも、話をはしょりすぎではないかと思われるかもしれませんが、ぐわぐわ団ですからこんなもんです。

なぜ、番町皿屋敷の話をしたのかというと、うちの家が逆番町皿屋敷だからなのです。引っ越してきた時、何にも考えずに近くの関西スーパーで買ったカレー皿、引き出物か何かわかりませんが相方の家の蔵に眠っていた皿、特に統一感もなく、何となくべよべよと揃ってしまった皿がぜんぜん割れないのです。

本音を言います。全部捨てて、新しく統一感を出して、おしゃれなお皿を買い揃えたいのです。しかし、ぜんぜん割れないし、割れない以上はもったいないから使い続けるわけで、ニトリの食器コーナーを指をくわえて眺めているしかないのです。トランペットが欲しくてショーケースを眺め続ける少年の気持ちがものすごくわかるのです。ただ、紳士が現れて「そんなに欲しいのならお皿を買ってあげよう」と言われたところで「食器棚がいっぱいなんですぅ」と言うしかないのです。実にツラい現実。

しかも、長いこと使っているなら欠けたり、印刷が薄くなったりするのでは?と思われるかもしれませんが、これがまたちっとも欠けないし、印刷が薄くなるようなこともなく、じゃんじゃんばりばりに元気なのです。皿を買いたい。しかし、割れない。逆番町皿屋敷も怖い話なのです。合掌。