ぐわぐわ団

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熱血先生

朝、NHKのニュースをぼんやりと見ていたら、徳島のとある高校の阿波踊り部を取り上げていました。阿波踊りを部活でするというのにも驚きなのですが、それはそれ、地域性の問題でもあるので「へー、阿波踊り部なんてのがあるのかー」ぐらいの感じでした。

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去年は例のウイルスのせいで阿波踊りが中止になってしまって、今年は衣装も新調し、みんなで頑張っている様子が映し出され、まだまだ例のウイルスのことで活動時間も制限されているし、大変だけど頑張っています!で終われば私としても「めでたし、めでたし」で右から左にうけ流しておしまいにするところだったのです。

しかし、途中で顧問という熱血先生が「お前らの踊りはダメだ!これでは阿波踊りには参加させられない!」と強烈なダメ出しをして、生徒たちを泣かせてしまうというシーンがあったのです。これがもう、胸くそ悪くて朝からブチ切れそうになり、顧問の熱血先生を「石抱」にしたうえで「海老責」にして、最後は「釣責」にしてやろうかと思いました。何のこっちゃと思われた方は各自調べてください。

こういう熱血先生ってのは、やたらと生徒を否定します。上から有無を言わせずに否定して、尊厳をぶっ壊したうえで、地獄の底から這い上がってこい!と根性論をぶちかましてきます。こういうのが本当にイヤでイヤで仕方がないのです。ダメならダメでダメなところをきちんと指導すればよいだけの話です。顧問だったら、まずは技術を教えるべきです。そんなことを一切無視して「お前らはダメだ!」と一喝してけちょんけちょんにしてしまうことに何の意味があるのでしょう。

いくら心が強い子だといっても、時と場合によってはつぶれてしまうこともありますし、変にトラウマを抱えてしまう可能性もあります。根性でどうにかなるなんて時代ではありませんし、根性でどうにかなるわけがないのです。昭和の時代だって、根性でどうにかなっていたわけではなく、根性だなんだとわーきゃー言っている裏で、誰かが見えないところで尻拭いをしていただけなのです。それがわかっていない人が多すぎる。

とにかく、阿波踊り部には頑張っていただきたいですし、顧問の熱血先生は「海老責」に処したいと思います。合掌。