ぐわぐわ団

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ウェルカムボード

内職でもしようかと考えています。とはいえ、米国大統領の資格もなければ、英検九段みたいな資格もありません。めっちょこ昔に危険物取扱者の丙種を取得していたのですが、資格証の写真更新を忘れたうえにどっかにやってしまって、もはや私は本当に危険物取扱者だったのかという有様です。しかも、危険物取扱者丙種を持っているとガソリンスタンドで働く時にちょっとだけいいなぐらいの資格なので、内職には向きません。

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というわけですので、受注生産でウェルカムボードでも作ろうかと思うのです。ただ、普通に「ぐわぐわ団が結婚式のウェルカムボードを作ります!」なんて言っても応募なんてくるわけがないので、差別化を図って「離婚式のウェルカムボードを作ります」としたいと思います。

みなさまは幸せいっぱいだと思うのであまりご存知ないかと思いますが、世の中ではそこそこたくさん離婚式が開催されています。結婚式というのは大安の日に実施されることが多いのですが、逆に「仏滅の日は結婚式場というのはどうしているんだろう?」と思われたことはないでしょうか。何もなければ収入はありませんし、スタッフも暇を持て余してしまいます。実は、仏滅の日は離婚式が行われており、結婚式場は離婚式で儲けているといっても過言ではないのです。

離婚式というのは、結婚式とよく似ているのですが、ちょこちょこ違うところがあります。入場のときに流れる曲も、異様な雰囲気に怯えて泣いている赤子が泣き止むように反町隆史の『POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~』を流すのが最近の流行りのようです。そして、司会者から離婚に至るまでの経緯が説明されます。後々勝手な噂を流されることのないよう、できるだけ詳細まで、慰謝料の額や財産分与がどうなったかまで伝えます。そして、最後の共同作業としてディボースケーキ入刀、結婚指輪の返還、お色直しではなくお色直さず、キャンドルの火を消して回る逆キャンドルサービス、最後は嫁から義母への恨みの手紙の読み上げでみんなが涙するのです。

そんな離婚式のウェルカムボードをそこそこのお値段で制作致しますので、御所望の方は電波で直接私の脳内に注文をお願い致します。合掌。