不寛容な社会、とりあえず言ってみたかっただけで、特にこれといってどうという話でもありません。ていうか、不寛容な社会ってなんじゃらもんじゃら。
とりあえず難しい顔をして「今のこの不寛容な社会において……」と話を始めたら、なんとなく偉い人がありがたい話をしてくれるのではないかと思ってもらえるかもしれません。バイブを片手に持って「この不寛容な社会において……」と言ったときにスイッチオン！うねうねと動くバイブ！鮮やかなエロス！……ざっと流して読んでいたら「パイプ」と空目したでしょう。気を抜いてはいけません。ぐわぐわ団は下ネタは大嫌いなのですが、仕方なく下ネタをぶち込むときは、できる限りイヤらしくならない、乾いた下ネタで勝負をするように心がけています。このように細心の注意を払っていても「エロスはいけない！子どもに読ませられないわ！」と怒り出す人がいるのです。実に不寛容な社会です。
それはそれとして、「今のこの不寛容な社会において……」と話を切り出して、その後何を語れば偉そうに見えるのでしょう。SNSの話題でもよし、mixiの話題でもよし、clubhouseの話題でもよし、とにかくインターネットにまつわる話をしてお茶を濁してしまうのが一番妥当な気がします。好き勝手な物言いをすれば大炎上しますからね。不寛容な社会じゃあないですか、と言ってごにょごにょ言うのは悪いことではありません。
ただ、他人を下げたり、貶めたりするような物言いは炎上しようがしまいが、あんまり褒められたものではありません。不寛容な社会とか以前の問題で、するべきこっちゃないと考えています。他人をバシバシにバッシングする人は自分も同じことをするかもしれないという想像はしないのでしょうか。聖書に良いことが書いてあります。罪を犯したことがないものだけがこの女に石を投げなさいだったでしょうか。そして、「お前、生意気じゃ！」とかいうことで、イエスに石がぼんぼこ投げられてエラいことになったという話。不寛容な社会ではこのようなことが多々ありますのでお気をつけください。合掌。
