ぐわぐわ団

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税金について改めて考える

どっかの有名らしいおっさんが税のことなど何にも知らないのに知ったかぶってこんなことを書いていたので、どこの誰かはとりあえずおいといて、書いてあったことを一部引用します。

税金をほとんど払っていないのに公共事業や行政サービスを要求する人たちをフリーライダーという。フリーライダーが増えれば増えるほど国が成り立たなくなる。

税金をサービスの対価か何かと勘違いしてませんか?

もし、税金をたくさん払えば払うほど公共事業や行政サービスの恩恵を受けることができて、税金を払っていなかったら公共事業や行政サービスの恩恵を受けられないなんて世の中になったら大変です。税金を払っていない人は図書館を使えないとか、市役所に行ってもやたらと待たされるとか、ゴミの回収をしてもらえないとか、そんな世界をお望みなのでしょうか。

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税とは何か。前にも書いたような気がするのですが、もう一度きっちりとご説明させていただきます。まず、私たちの生活は流れるプールのようなものです。水の代わりにお金なんですけどね。ゆるゆると流れるプールに流されていきながら私たちは生活をしているのです。

しかし、流れが早すぎたり、水の量が多すぎたりすると、危険が危ないので、うまく調整をしなくてはなりません。その調整こそ税なのです。水の流れをせきとめたり、水を汲み出したり、なんやかんやして水の量を適切に保つようにするために税という仕組みを使うのです。

だから、お金持ちの方にはたくさん税金を払ってもらいますし、お金がない人からはあんまり税金はとりません。消費税はお金持ちでもお金持ちでなくても、とにかく何かを買ったら税金を払う仕組みのため不公平なのですが、所得税とか相続税、贈与税といった税金は累進課税といって、たくさんお金をもらう人はたくさん税金を払ってもらって、あんまりお金をもらえない人は税金は少なくてすむようになっています。

それもこれも、プールを穏やかに流れるように調整するためのものなので、たくさん払ったから偉い、税金を払ってないから悪いというものではありません。

ぐわぐわ団は私の所得から運営費を突っ込んで赤字を垂れ流している状態なので、法人として税金を払えるような状況ではありません。しかし、だからといってぐわぐわ団に存在価値がないかといえば……まぁないっちゃないのですが、ないならないなりに楽しく運営を続けていきたいと思います。合掌。