ぐわぐわ団

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デビルイヤーの相方

先日の午前中のことです。私は片耳にイヤホンつっこんで動画を見ていたので気がつかなかったのですが、相方が突然「なんか、たすけてくれーって聞こえた」と言うのです。

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涼しかったので窓を開けっぱなしにしていたもんで、外から誰かが叫んだら聞こえないわけでもないのですが、今は世紀末でもありませんし、悪漢に襲われて「たすけてくれー」なんて叫ぶ人がいるような治安の悪いところでもありません。何か空耳じゃないのと思ったのですが、確かに聞こえたと言います。とりあえず、外の様子を見てみたら誰かが倒れているっぽいのです。

こりゃ放っとくわけにもいかんなと思い、外に出て誰かが倒れているっぽいところに行ってみたところ、おじいさんが倒れていて、近くに電話をしているおじさんが横に立っていました。

救急車をよんでいたであろうおじさんが電話を切った後、「お知り合いですか?」と聞いてこられたので「いえいえ、全然!」とめっちょ否定しまくり、「近くに住んでいるんですが、助けてくれーという声が聞こえたので……」と取りあえず私は野次馬であることを伝えました。

「いやぁ、私もスポーツジムに行こうとしたら、おじいさんが仰向けで倒れていて……」「ああ、早く行かないとジムに間に合わない」とおじさんは困っていたので「じゃあ、救急車が来るまで私がいますよ」とついつい良い人を演じてしまい、倒れたままのおじいさんとふたりでぼへーっと待つことに。

おじいさんは意識ははっきりしていますし、しゃべることもできます。「足がもつれましてな」ということで、一人で歩いていてすってんころりんしたっぽい。手にしていた買い物袋の中には鬼殺しのパックが入っていました。酔っているのかどうかはわかりませんが、とにかく生きていますし、命に別状はなさそう。

5分ほど待っていたら、救急車がきてくれたので、おじいさんを引き渡して私のお仕事は終了。「お知り合いの方ですか!一緒に救急車に乗ってください!」なんて言われたら面倒だなぁと思っていたのですが、特にそんなこともなく「じゃあ、後はこちらで対応します!」と救急隊員さんに言われたのでほっとしました。

AEDとか必要な状態だったら大変でしたが、そんなに大変なことにもならずによかったなと思いました。特にオチはないです。合掌。