友だちがLINEで風景写真を送ってきて「ここはどこだ？」と仰るのです。
私は名探偵ポワロではありませんが、なぜかすぐにわかるのです。ぶっちゃけ、自分でも「きしょ！」と小野妹子ではなく、おののいてしまうのですが、わかってしまうのだから仕方がありません。この特技、以前Twitterでぴょいとアップされていた、あんまり特徴のない風景写真を何となく気になってちゃちゃっと調べたらすぐに場所を特定できてしまい、自分自身で「怖い……」と思ってしまって、以来あんまりこの特技は使わないようにしていたのです。
もしも私がストーカーで、この特技を身につけていたら大変なことになります。何の気なしにアップした写真１枚で住んでいる家を特定できてしまうのです。もっと言うと、部屋の写真であっても、窓からの風景がそこそこ見えたら、そこから特定できてしまうかもしれません。めちょんこ怖いですね、自分のことながら。
もちろん、もっとすごい人はいるもので、人物が写っている写真であっても、その黒目に映っている景色をもとに場所を割り出す人もいれば、ハンドパワーで場所を特定してしまう人もいるので、私がナンバーワンというわけではありません。ただ、風景写真をもとに場所を特定させる技能検定があるとすれば、３級取得はかたいでしょう。それぐらいのレベルなのです。
もちろん、悪用されたら困りますので、どうやって特定するのか詳細を書くのは控えさせて頂きますが、そんなに難しいことはしません。私が口笛を吹けば全国に散らばっている密偵がすぐに動いて場所を特定するとか、そういう大掛かりなことでもありません。とはいえ、Exif情報を見るとか、そんな簡単な方法でもないことをご理解頂ければ幸いです。
ちなみに、Exif情報というのはスマホやデジカメで写真を撮ると記録される情報のことで、モノによっては位置情報までばちこーんと記録されていますので、Web上に公開するとかするときは気をつけておいたほうがよいかと思います。Exif情報がなくても、私のように場所を特定できてしまう人もいるので、気をつけておいたほうがよいかと思います。
今のところ、この特技でお金儲けをするつもりはないので、場所の特定依頼なんてのはお断りさせて頂きます。魂が削られる。合掌。
