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看護師が24時間常駐

例のウイルスの話なのですが、大阪府内のとある病院が宿泊施設の管理も行い、その病院の看護師が24時間常駐する仕組みを作りましたって報道がされていました。症状が軽い患者は宿泊施設に行ってもらって、宿泊施設で症状が重くなったら病院に移すみたいなことがしやすくなるということみたいです。適当にしか話を聞いていないので、説明がわかりにくかったら申し訳ありませんが、適当に書くスタンスを崩してまで正しいことを伝える気はさらさらありませんのでご了承ください。

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それは結構な話だと思ったのですが、よくよく考えると「その病院の看護師が24時間常駐する」というのはとんでもないことではないかと思ったのです。看護師たちではないのです。看護師なのです。つまり、武者小路実篤子さんがその病院の看護師だとすれば、武者小路実篤子さんがずーっと24時間寝ることもなく常駐して働くということになります。ブラック企業どころの騒ぎではありません。武者小路実篤子さんの命が尽きるまで、常駐することになるのです。恐ろしいことです。

このように考えたわけですが、もちろんそんなわけもなく、日本語は複数形に対してめちょんこ適当なのです。「その病院の看護師が24時間常駐する」という場合、当然のことながら、その病院の看護師は複数を指します、武者小路実篤子さんだけではなく正岡子規子さんもいれば、芥川龍之介子さんもいるのです。もちろん、向田邦子男もいますし、吉本バナナ男もいるわけです。

これが英語であれば大変なことになります。nurse は単数形ですから「nurse が24時間常駐する」と言うと、武者小路実篤子さんが死ぬまで常駐することになるのです。これは共通一次に必ず出ますから覚えておきましょう。そして、nurses にすることによって、その不安は解消され、吉本バナナ男も看護師として含まれることになるのです。

英語はまだマシなほうで、言語によっては男性名詞や女性名詞とか、わけのわからない区別まであってめちょんこ大変です。日本語はややこしそうですが、縛りがゆるいので助かっています。よかったですね。合掌。看護師が