今週のお題「手帳」
ということで手帳の話ということですが、いままでずーっと「ほぼ日手帳」を使っていたのですが、去年の後半ぐらいからちっとも開かないわ、書かないわ、カバンの中にずーっと入れているけど重たいわで、もういいやという気持ちになってしまい、今年は手帳を買っていません。iPhone で十分すぎるほど手帳の代用になりますし、今はリマインダーがげちょげちょに大活躍してくれているので、全然不便には感じていません。
沖縄県で売っている「かりゆし手帳」でも買おうかなと思っているうちに年が明けてしまいました。物忘れが激しくなっているのでしょうか、単なる面倒くさがりなのか、どちらにしても「いやあねぇ……」って感じなのです。
「いやあねぇ……」といえば、なぜか最近手の甲がやったらめったらかゆいのです。手湿疹というのでしょうか、手の甲がかゆいからガリガリかいていたらなんかところどころで血が出てかさぶたができて、ちょっと手の甲がかわいそうな人みたいなことになってしましました。右手の甲だけかと思いきや、今日は左手の甲もかゆくて、なんだかもう「いやあねぇ……」だったのです。
もしもピアノが弾けたならの西田敏行ではないですが、もしも手帳があったなら、今日は手の甲がかゆかったと手帳に書いていたかもしれません。その手帳は何十年後、いや何百年後に歴史的にとても価値のあるものとして発見され、ザザビーズのオークションで何百億円という値がついて、落札した未来の大富豪が興奮しながら開いたら「手の甲がかゆい」と書いてあって「いやあねぇ……」と思うかもしれません。「オレはこんな手の甲がかゆいと書かれた手帳を見るためだけに何百億円という大金を払ったのか……」とうんざりするかもしれません。
となると、手帳を買わずにいるのは未来のどこかの大富豪に対して良いことをしたということなのかもしれません。実に良いことをした。というわけで、その手帳代は先払いで私がもらってあげてもよいのよ。合掌。