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ホワイトデーのお返し

4月になって今更の話ではあるのですが、「ホワイトデーのお返し」という言葉にものすごく違和感を覚えるのです。よくよく考えてみてください。「バレンタインデーにチョコレートをもらったお返しをホワイトデーの日に渡す」が正しい内容です。この内容を略した場合「バレンタインデーのお返し」が正しいのではないでしょうか。

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「バレンタインデー(にもらったチョコレート)のお返し」ならわかるのです。「ホワイトデーのお返し」と言ってしまうと、「ホワイトデー(にもらった何か)のお返し」という意味にしかなりません。「ホワイトデーにお返し」なら「ホワイトデー(という日)にお返し(を渡す)」で意味が通らなくもないのです。「ホワイトデーのお返し」なんてことになると、それこそ贈り贈られ、持ちつ持たれつ、LINEで会話が続いてしまっているけどいつ終わればいいの?というような、もっと言うと、Twitterでリプが飛んできて返事したらまた返事が返ってきていつ終わればいいの?みたいな、そんな感じになるのです。

私はLINEならゴルゴ13のスタンプを押して終わりにしますし、Twitterならハート押して終わりにしますが、そういうわけにもいかないって人もいるでしょう。心中お察し申し上げます。

ていうか「ホワイトデーのお返し」というのはまさしく終わらないピンポンの幕開けになってしまうのです。ややこしい話で申し訳ないのですが、もうしばらくお付き合いください。バレンタインデー→ホワイトデー→サタデー→ナイトフィーバー、このような流れができてしまい、お互いが疲弊してしまうのです。金銭的にもそうですし、精神的にも疲弊してしまいます。

少し話は変わりますが、昭和のバブル景気の頃は婚約指輪は給料3ヶ月分、ホワイトデーのお返しは3倍返しと相場が決まっていました。ワンレンボデイコンのお姉さんがジュリアナ東京で羽根の生えた扇子を持って踊り明かしていたのです。そういう時代があったのです。よかったですね。合掌。