ぐわぐわ団

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日本電産のCEO

日本電産のCEOに創業者である永守さんが復帰することになりました。77歳のパワーあふれる永守さんが日産から連れてきた男にダメ出しをしたカタチです。ちなみに日産から連れてきた男はCOOに降格させて、車載事業に専念させるそうです。まぁ、解雇にならなかっただけマシというか、やはり日本電産は永守商店なんだなぁとしみじみ思うニュースです。

日本電産というのは小さなモーターを作っていて、創業者の永守さんがとにかくパワフルでしっちゃかめっちゃかして大企業になった会社です。ただ、残念ながら後継者が育ちません。日産から連れてきた男に任せてみたものの、株価がダダ下がりしたもんだからすぐに「お前はあかん!やっぱりワシがやる!」と77歳だというのにトップに返り咲いたのです。おじいちゃん、めちょんこお元気です。

とはいえ、はっきり言うと、こんなことしてるから後継者が育たないのです。日産の男もおじいちゃんの顔色をうかがいながら仕事をしても、おもしろくなかったことでしょう。一度任せた以上、結果がどうなろうともどんと構えて何もしないぐらいでないとダメなのです。相談にきたら快く応じるけれど、自分からは何も言わない。本当にすごい人はこういうスタンスで臨むものです。残念ながら永守さんはそこまでの器ではないようで、気になって仕方がないからちょっかい出したがるわけで、経営者としては一流だったのかもしれませんが、人間としての器は二流、いや三流と言わざるを得ません。

何を偉そうにと思われるかもしれませんが、私は経営者としての能力は皆無ですが、人間としての器は超一流です。任せるものがないので任せることができないだけで、任せてしまえばあとは結果がどうなろうとどんと構えます。口出しもしません。もちろん、相談には快く応じますが、自分からちゃぶ台をひっくり返すようなことは致しません。「キミに任せた」という言葉はそれほどに重いのです。軽々しく「やっぱりや〜めた」などと言ってはいけないのです。

ということで、もし永守さんがぐわぐわ団を読まれているのであれば是非、創業者としての立場や権力、日本電産の株式を含めた財産の一切合切を私にお譲りいただきたい。さすれば、私は立派に次の人に日本電産を任せたいと思います。任せるのは得意です。ぜひともよろしくお願い申し上げます。合掌。