ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

黄櫨染

「黄櫨染」と書いて「こうろぜん」と読みます。天皇陛下しか身につけることのできない色として有名です。

数字で表すと以下の通りです。

#d66a35/R:214 G:106 B:53/C:0 M:50 Y:75 K:16

とはいえ、実際はウルシ科ハゼの若芽の煎汁に蘇芳を重ね染めし、酢、灰などを用いて染色した色でめちょんこアナログです。しかも、時代や着用者の年齢等によってかなり幅のある色であったと考えられており、デジタルな数字でピシッと表せるわけではありません。

何でもかんでもデジタルで表現できると思ったら大間違いです。21世紀となり、テレビの電波もアナログからデジタルになってしまいました。しかし、本当にこれでよいのでしょうか。アナログにはアナログの良さがあったはずです。今はじっくり見れば毛穴まで見えてしまうぐらいに鮮明な映像を楽しむことができますが、アナログ波の時はぼやんぼやんで毛穴どころか、髪の毛すらぼやんぼやんだったのです。しかしながら、ぼやんぼやんであるがゆえに何かをかぶっているのか、かぶっていないのかを見分けることが難しく、一部の人は大きなメリットを享受していました。

今は髪の毛の一本一本が鮮明に映し出され、生え際もピリッと見ることができます。適当なものでごまかそうとしてもごまかすことのできないレベルになっています。

ただ、ここまでピリッとする必要があるでしょうか。かぶっていても、かぶっていなくても、私たちにとってはどちらでもよいのです。しかし、中には気にされる方たちもいらっしゃいます。アナログであれば心配しなくてもよかったというのに、デジタルになってしまったがゆえに色々と大変になっているのではないでしょうか。

ぶっちゃけ、アナログ波だったら小ジワなんて見えなかったのです。今はライトを下からガンガンに当てて鈴木その子みたいなことをしないといけなくなってしまいました。そのせいでしょうか、上沼恵美子も真っ白です。最近はYouTubeで頑張っているそうです。頑張ってください。合掌。