ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

そこらじゅうにあふれているNo. 1

先日のNHKのクローズアップ現代『氾濫する“No.1広告”のカラクリ』で、そこらじゅうにあふれているNo. 1をうたう広告にメスを入れるという、なかなかにおもしろいことをしていました。そこらじゅうに「No. 1」があふれているのでもはや「No. 1」にみんなが慣れてしまって広告としての訴求力がなくなっているとか。

ていうか、お客さまの信頼度No. 1!とか言われても「はぁ?」としか思えない自分がいます。もっと素直で純粋な心を持っていたいと思うのですが、実際は「はぁ?」なのです。残念。

「No. 1」なんてのはいわばお手軽な「モンドセレクション金賞受賞」なのでしょう。今さっきふらふらとネットサーフィンをしてみたら、モンドセレクション銅賞受賞なんてのもあるにはあるみたいです。とはいえ、銅賞を取るなんて逆に難しいみたいで、銅賞?それは万象繰り合わせてぜひご賞味したい!となってしまいます。美味しいかどうかは二の次です。

商売というものは真面目にコツコツと堅実な商いをしていたらよいと思うのですが、どうしても爆発的なヒットで濡れ手に泡みたいなウハウハを期待してしまいます。それは人としてわからなくもないのです。本当に美味しいのに知名度がないから売れないというのは悲しいことです。そんな悲しみに寄り添うように悪徳広告代理店が「おたくの商品を何かのNo. 1ということにしてどかんと売り出しましょうや……」と囁いてくるのです。そして、後日広告代理店のおっさんがニタニタしながらWordのワードアートゴテゴテポスターみたいなのを持ってきて「これを街中に貼りまくりまんのや!頑張って貼ってきなはれ!」と言われて「……え?」みたいになるのです。前払いした広告宣伝費のせいでもはや運転資金がカツカツだというのに。

こんなことにならないよう、何かあったらぐわぐわ団に相談することをオススメ致します。ぐわぐわ団はとても誠実ですから「おたくの商品を何かのNo. 1ということにしてどかんと売り出しましょうや……」と提案し、後日Wordのワードアートゴテゴテポスターみたいなのを持ってお邪魔致します。一緒にNo. 1を目指しましょう。合掌。