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他人に言うべきではない名言

他人に言うべきではない名言というものがあるそうです。ツイッターをべよべよと眺めていたら「石の上にも三年」とか「自分の機嫌は自分で取る」とか、そういう言葉が流れてきました。確かにそのとおりです。今すぐ逃げるべきなのに無責任に「石の上にも三年」なんて言われて手遅れになったら元も子もありません。

そこで、私が考える他人に言うべきではない名言ナンバーワンは「三人寄れば文殊の知恵」だと思うのです。まず、三人も寄れない人がたくさんいるのです。私の場合、相方と二人寄るのは簡単なのですが、もう一人誰をよべばよいのでしょう。実に難しい問題です。一人でも難儀なのに普段ぼっちで暮らしている人に「三人寄れば文殊の知恵だから」なんて言うのはツイスト・ダガーでぐっさぐっさ突き刺すようなものです。

仮に運良く三人寄ることができたとしても、まだまだ壁があります。とんでもなく高い壁があるのです。凡人が三人寄ったところで「文殊の知恵」なんて出てこないのです。「文殊の知恵」が何なのかわかりませんが、おそらく「素晴らしいアイデア」みたいなもんでしょう。「三人寄れば文殊の知恵」が本当だとすれば国会議員なんて3人いれば十分なのですが、実際はもっとたくさんいるし、たくさんいるのに「文殊の知恵」が出てくる様子はありません。それどころか、ろくでもないことばっかり思いついて無理やり法律にしちゃったりして、おかしいことだらけです。

景気が悪いっちゅうのに消費税上げたり、円安がガンガン進んで新しいMacBook Airがべらぼうに高くなってるし、そんな物価高と値上げの嵐を「家計は値上げを受け入れている」とか日銀総裁が寝ぼけたことを言って容認しだすし、そのせいでよけいに円安が進むし、本当にいい加減にしていただきたいものです。

根本的な問題として「三人寄れば文殊の知恵」がそもそも名言でもなんでもないということに落ち着いてしまいますが、とりあえず文殊に謝りましょう。ごめんね。合掌。