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こども料理教室

阿倍野区の広報誌を見ていると「こども料理教室」が開かれると書かれていました。

対象は区内在住の小学生。定員は9人。区役所の2階の多目的室で行われるそうです、こども料理教室が……

恐ろしいことです。

落ち着いて考えましょう。魚料理といえば、お魚を煮たり焼いたりして作った料理のことです。肉料理といえば、お肉を焼いたりして作った料理のことです。卵料理というのはもちろん卵を使った料理です。

大切なことですので、もう少し深掘りしましょう。野菜料理は野菜を焼いたり蒸したりして野菜を食べる料理です。

もうおわかりでしょう。

こども料理というのはこどもを材料にした料理のことです。区内在住の小学生9人が集められて、料理されてしまうのです。実に恐ろしい教室が開催されてしまうのです。

昔の中国の皇帝が「なにか珍しいものを食べたい」と言って、料理人が我が子を焼いて皇帝に出したら喜ばれたとかいうグロ話を耳にしたことがあるのですが、現代の日本においても同様の催しが開かれているということに驚くのです。

と、バカも休み休み言えという話ですが、こどものうちから料理を習うというのはとても大切なことだと思います。できるならば、男の子も女の子も関係なく習っておけばよいでしょう。こどものうちから料理の大変さを知っておけば、料理を作ってくれる人に対してきちんと感謝の心を持つことのできる素敵な人になるでしょう。

海原雄山みたいに「こんなものが食えるかぁ!」といって、たばこのニオイのする鯉の洗いをぶん投げるみたいなことはできなくなるはずです。食通をきどって「ここのそばは美味しかったが最近わずかにネギの味が落ちたからもう行かない」みたいなしょーもないことを言うこともなくなるでしょう。

とにかく、よほどのことがない限り作ってもらった料理というのは美味しいので、出された料理を美味しいと感じることが幸せなのだということを知っておいてもらえたらと思います。THE 虎舞竜の「ロード」ではありませんが、何でもないような事が幸せだったと思う日が来るでしょう。合掌。