ぐわぐわ団

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月の有人探査

「ゆうじん」で検索すると「友人」以外に「友人」だったり「悠仁」なんかが変換候補に出てきてちょっとびっくりしております。将来の日本の象徴が突然「ゆうじん」として出てくるなんて、なんと恐れ多いことでしょう。

そんなことはどうでもいいのですが、アポロ計画で月の友人探査を行ったアメリカが今度は『アルテミス計画』という月の友人探査計画をぶち上げているのはみなさまご存じでしょうか。私はちっとも存じ上げておりませんでしたもので、今の時代に月に行くなんて酔狂なことをなさるものだとアメリカン人をちょっと見直したのであります。

月なんて夜空を見上げて「ああ、月がきれいだ」と言うのが風流でよいものだと思うのですが、アメリカン人はあの月を見て「いつか行って探査してやる」と思ったのです。すごいことです。夏目漱石がアイラブユーを「ああ、月がきれいだ」と訳したという本当のようなデマカセがあるのですが、アメリカン人は「ああ、月がきれいだ」を「ゴートゥームーン」と訳すようです。ものすごくものすごい感性の違い。

そんなアルテミス計画ですが、自分自身が月に行ってみたいかと言われると「いやいや、結構です」とお断りしたいと思っております。というのも、やはり私は夏目漱石と同じく、月は遠くからみてきれいなものであって欲しいからであり、わざわざ行くのは大変だからです。蒲生四丁目に行くのだって、御堂筋線に乗って、心斎橋で長堀鶴見緑地線に乗り換えて、がったんごっとん車輪のあるリニアモーターカーでゆらりゆられて大変だというのに、宇宙船に乗るとなったら、まずはアメリカに行かねばならず、そのためには成田国際空港に行く必要があり、となると新幹線に乗って東京……の前に御堂筋線に乗って新大阪まで行かなければいけないのです。こう考えると、とてもではありませんが月まで行くのは難しい。困難です。

というわけですので、ぜひ月に行ってもらいたいとアメリカン人からお声がかかったとしてもお断り致しますので、どうぞみなさんでいってらっしゃい。合掌。