イギリスのトラス首相が早々に辞任されました。首相としての在任期間が44日間とめちょんこ短く、みなさんが大好きな宇野宗佑でも69日だったというのに、どれだけ短いんだと思わざるを得ません。ちなみに、宇野宗佑の首相在任期間は「シックスナイン」と口に出すことで、一発で覚えることができます。
70年も女王を務めたエリザベス女王をお見送りした首相がたった44日しか務めなかったというのもなんかもんにょりします。ともあれ、イギリスは新たな首相を選ばねばなりません。私が務めてもよいのですが、イギリスの統治はなかなかに骨の折れるものです。イギリスは海洋国家の雄として、口八丁手八丁で世界を牛耳ってきた国です。一方、私の母国であるフランスはイギリスとは全く違い、マカロンを作って食べたり、ワインを飲んでのんべんだらりとしたり、とても呑気な国です。私が統治をするなら、やはりフランスであらせられるべきではないでしょうか。
私自身は英語を話すことができませんのでイギリスの首相への打診があったとしても固辞するつもりですが、それでは一体誰がイギリスの首相をするのでしょう。一説によると前首相であったボリス・ジョンソンが再登場するなんて話も聞かれます。ていうか、イギリスは今、なんでボリス・ジョンソンって首相を辞任したんだっけ?ぐらいになっているっぽいです、知らんけど。とはいえ、外交で顔が効くボリス・ジョンソンは今のイギリスにはちょうどよい存在かもしれません。「また舞い戻ってきたぜ!」ぐらいのノリで出てきても、ちょっとしたイギリスンジョークとして受け入れてもらえるかもしれません。
実は国のトップとして重要なことは「どれだけ顔が広いか」なのです。面積の話ではありません。どれだけいろんな人と交友関係があって、どれだけたくさんの人と腹を割って話せるか、なのです。海外のトップと腹を割って話せるというのはそれだけでものすごくものすごいことです。安倍元総理がすごかったのは、実はそういうところで、プーチンとも仲が良かったし、アメリカとも良好な関係を築けていたし、インドのモディ首相とも仲良しでした。
私は小顔なので国のトップの器ではないかもしれませんが、頑張るときは頑張ります。合掌。