ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

くさいハンマーを買って捨てました

100均でべよべよとするのが最近の趣味みたいになっているのですが、工具類の売り場で叩くところがゴムでできているハンマーを見つけたのです。

「そういえばうちにはハンマーがない。これは良いモノを見つけてしまったわい。ひっひっひ……」

と、ニヨニヨしてゴムハンマーを買いました。木工製品の組み立てや、レンガを敷設する時に使われるそうです。ゴムとはいえそこそこ硬いし、家にあったら何かと便利であろうということで、相方には内緒でこっそり買ってしまいました。そして、何かを叩かないといけないときに「このゴムハンマーを使ったらよいのだよ」「まぁ!ステキ!」ってなる予定でした。

というわけで、ゴムハンマーを買ったはいいのですが、ゴムに巻いてあったビニールを引っぺがすと、異様に臭い。ゴム製品特有のゴム臭さというか、なんかゴム臭さが濃縮されているような臭さなのです。今はゴムってそんなに臭くないというか、今のタイヤは臭いなんてほとんどしませんし、輪ゴムもそんなにイヤな臭いなんてしません。

にも関わらず、私の買ったゴムハンマーはとにかく臭いのです。臭いというのは身体にとって有害であるという警告でもあり、決して喜ばしい話ではありません。このゴムの臭いがたまらないという人もいるのかもしれませんが、十人中九十九人が「臭い!」とぶーたれるほどには臭いのです。

仕方がないのでとりあえず物置に放り込んでおいたのですが、翌日物置を開けると異常にゴム臭い。犯人は明智小五郎の名推理を待たずともわかります。ゴムハンマーです。参った。まさか物置全体をゴム臭で臭くするとは思いもしませんでした。本体が臭いぐらいならまぁ役に立つこともあろうと思って物置で眠っていてもらうつもりでしたが、もはやそんな悠長なことも言っていられなくなりました。ゴムハンマーのせいで物置全体がゴム臭くなるのは許せません。腐ったみかん理論ではありませんが、こんなものを置いておいたら、いつの日か我が家がゴム臭でやられるかもしれない。

仕方がないので処分しました。消費税込みで110円もしたのにもったいない。ノーベル賞を受賞したワンガリ・マータイさんが「モッタイナイ!」と激昂するかもしれませんが、処分させていただきました。だって臭いんだもん。合掌。