よくお便所で見かける「きれいにつかってくれてありがとう」みたいな張り紙。本音を言えば「お便所を汚すな!」なのですが、直接的な物言いをすると反抗しておちんちんを360度ぐるぐる回転させてべちょべちょにするアホがいるから、あえて京都人っぽく「きれいに使ってくれてありがとう」という皮肉みちみちな表現を使っているのです。
しかしながら、実際にきれいに使っている人が10人いても、1人がおちんちんを360度ぐるぐる回転させてべちょべちょにしてしまうと、それはもはや効果がないと言わざるをえないのであります。それ以上に「きれいに使ってくれてありがとう」なんて京都人っぽい言い回しをするような時代ではないのです。
今は科学技術がものすごく発達しています。便器の外にお小水を一滴でもこぼしたらセンサーが働いてアラームが鳴り、鋭利な刃物で武装した小型ドローンが出動して、おちんちんをスパッと切ってべちょべちょにしたアホを宦官にしてしまうぐらいの仕組みづくりをしてもよいのではないかと思うのです。
今の世は「きれいに使ってくれてありがとう」で済んでいる、やさしい世界なのです。やさしいかどうかは本音ではわかりませんが、少なくとも京都人っぽい世界なのです。ただ、これからは京都人っぽい世界で通用しません。ロシアがウクライナに侵攻し、中国は習近平が独裁政治を始め、アフガニスタンではタリバンが政権を握り、イランは市民のデモが収まらずに国家の危機ともいえる状況、北朝鮮に至っては何のためにミサイルを撃っているのかわからないような様子で、世の中は混沌としています。世界は分断されつつあるのです。
こんな世の中で「きれいに使ってくれてありがとう」みたいなやり方は通用しなくなっているのです。先ほどの小型ドローンでおちんちんを切るというのは多少やりすぎかもしれませんが、トイレにはさみを置いておき「こぼしたら自分で切れ」という張り紙をはるぐらいの恐怖は与えてもよいのかもしれません。トイレはきれいに使いましょう。合掌。