牛乳が危機です。
円安による飼料の高騰、中国の爆買いによる飼料高騰、ウクライナとロシアの戦争による飼料高騰、アメリカのバイオ燃料傾倒による飼料高騰、とにかくいろんな要因が重なって酪農業がめちょんこ大変になっているのです。しかも、2017年にバター不足になってからというもの、国がガンガンガン速で酪農家の人に生乳生産しまくれと言いまくったもんで、乳牛はとにかくたくさんいるのです。NHKの報道の受け売りですから本当かどうかは知りません。
とにかく、めちょんこ大変なのです。我々はもっともっと牛乳を飲まねばなりません。朝、昼、晩、そして深夜に至るまで、とにかく牛乳を飲まねばなりません。牛乳を使った料理もたくさん食べましょう。グラタン……しか思いつきませんが、グラタンを毎日食べるぐらいの勢いがないとこの酪農クライシスはどうにもなりません。
もちろん、飲むだけでは限界があります。いっそのこと、牛乳で動く車を作るぐらいのイノベーションが必要です。世界のTOYOTAなら本気を出せばすぐにでもやってくれることでしょう。牛乳で動く車、略して牛車を開発するのです。ちなみに「ぎっしゃ」と読みます。
生乳が余りまくっているので、とりあえずメーカーは脱脂粉乳にして在庫を積み上げているそうなので、給食には脱脂粉乳を出しましょう。戦後、学校給食が始まったころは滋養のあるものを食べさせる必要があったため、日本はアメリカから脱脂粉乳を恵んでもらって給食に出したのです。あまり美味しいものではありませんので、当時の子どもはうえぇ〜と言いながら飲んでいましたし、私もうぇえ〜と言いながら飲んでいたのですが、あの時の脱脂粉乳のおかげで滋養を得ることができたのも事実です。そして、ムキムキマッチョマンになりました。ありがとうございます、アメリカン。
ただ、牛乳が余っているというのに脱脂粉乳を給食に出すということは本末転倒でもあります。脱脂粉乳を牛乳で溶かして子どもたちに飲ませれば、私のようにマッチョムキムキになることでしょう。日本の未来は明るい。合掌。