久しぶりにバリウム検査をしてきました。
バリウム検査というのは何かというと、バリウムというわけのわからん液体を飲まされて、硬い板の上に転がされてぐるぐるさせられたり、逆さ吊りにされたり、ゲップを我慢させられたり、江戸時代の拷問でもここまで人権侵害は行われることはないだろうというぐらいにひどい仕打ちをされることを言います。
本当は胃カメラ検査をしたかったのですが、人間ドッグの予約をするのをうっかり忘れていて、本当にめちょんこ〆切ギリギリに駆け込みでイヤイヤ予約の電話をしたところ、胃カメラは予約がぱんぱんに入っていて今年の6月になると言われたのです。そんなに胃カメラ推しが多いのか、逆にバリウム推しはいないのかと激怒したのですが、激怒したところで状況は変わりません。キャンセル待ちをしたとて、予約できる可能性も限りなく低く、今年度中に人間ドッグをしないと健保組合から「ふざけんじゃねえ!」と真空飛び膝蹴りが飛んでくるのです。
やむなくバリウム検査で手を打ったのですが、まぁこれがしんどい。本当にしんどい。まずバリウムを飲みたくない。どろんどろんしてるし、まずいし、しかも結構大量に飲まねばなりません。しかも飲んだら硬い板のうえでぐるぐるしないといけなかったりと大変なのです。
胃カメラだったら麻酔を打ってもらって、なんかでろんでろんになってから、めちょんこ優しく扱われるし、検査が終わったら車椅子で社長椅子みたいなところまで連れて行ってくれて、ここでゆっくり休憩してくださいと手厚い介護を受けられます。
バリウム検査の場合は、検査が終わったら下剤を渡されます。バリウムを体から出さないといけないためです。そして数時間後、お腹がくるくる言い出して、お腹が痛くなります。胃カメラみたいな手厚い介護を受けることもなく、下剤を飲んで「お腹が痛くなれ」という死刑宣告を受けるのです。地獄です。
人間ドッグの予約を取るのを面倒だと後回しにした罰にしては重すぎる刑です。バリウム推しがたくさんいて、胃カメラ推しが少なくなり、バリウム検査だと今年度中は予約を取るのが無理ですとかいう世界になってほしいと願います。合掌。