ぐわぐわ団

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育休で「手取り10割」?

岸田首相が産後の一定期間に男女で育休を取得した場合の給付率を「手取り10割」に引き上げると表明しました。

以前から「異次元の少子化対策」と銘打っていろいろと考えているようですが、この「手取り10割」に関しては少子化対策としては笑止千万。いくらなんでも国民をなめているとしか思えません。そば通の人はやたら十割そばを好みますが、本当に美味しいのは二八蕎麦なのです。

ですから「手取り10割」なんて言われても、私自身は「なんかインパクトねぇなぁ」としか思えないのです。はっきり言いましょう。「手取り10割」なんてのは少子化対策にはなりません。二八蕎麦のほうが美味しいというのはこの際どうでもいいことなので横に置いておきますが、総理大臣が「手取り10割」と言ったところで「じゃあ子作りすんべ」となるかといえばならないのです。もともと子どもを作るつもりだった人が「あ、ラッキー」ぐらい。

「異次元の少子化対策」と聞こえはすごいものの、出てくる案がどれもこれもしょぼくれていて、ちっとも異次元ではない。実に発想が貧困です。

『子どもを作る気がない人たちに子作りをしたくなるようにさせる』のが異次元の少子化対策ではないのでしょうか。「子どもを作りたい人がちょっと得する」ぐらいで異次元の少子化対策なんて言われてもピントがずれているのです。

ぐわぐわ団としては「手取り10割」ではなく「手取り10倍」ぐらいのインパクトある案が欲しいと思っています。育休を取っている間は手取り10倍となれば意地でも育休を取るでしょうし、手取り10倍目当てに子どもを作ろうと考える人が出てきてもおかしくないはずです。

夫婦で働いていて、二人とも育休をとれば、それこそボーナスタイム突入ですから少子化対策にもなりましょう。財源なんてのは適当に超長期国債でも発行すればよろしい。子どもの数が増えたらなんとでもなります。

もしくは「私が種付けをするのでどんどん子作りしてください!養育費もきちんと払います!」と総理大臣自ら種馬宣言をして積極的に少子化対策をするかです。とはいえ、海外勤務で公用車使って観光してお目玉をくらうぼんくら息子にしかならない可能性もありますので、あまりオススメはできません。合掌。