ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

エブエブを観てきました

久しぶりに映画を観てきたおはなしです。

エブエブと書きましたが、正しくは『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』という映画です。どんな映画かというと説明しにくいので、映画館のサイトからあらすじをペタッと貼り付けます。

エヴリンは疲れ果てていた。経営するコインランドリーの決算に、国税局からイチャモンをつけられて、税金の申告をやり直さなければならない。父親はボケてきたのに相変わらず頑固で介護も大変。娘のジョイは元々反抗的な上に、恋人のベッキーの存在を理解しない母親に不満を抱いている。夫のウェイモンドは優しいが、優柔不断で頼りにならない。そんな中、国税局で役人に絞られていると、突然夫が豹変。別の宇宙のウェイモンドだと名乗る彼はエヴリンに、「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だ」と宣告!まさかと驚くエヴリンだが、悪の手先に襲われマルチバースにジャンプ! 全宇宙を舞台にした闘いが幕を開ける!

まるでぐわぐわ団の文章ではなかろうかとすら思えるちんぷんかんぷんな文章です。実際に観たので言いますが、まんまこのあらすじのとおりに話が進みます。そして、幕を開けた後はもはやこれでもか、これでもかと情報が殴りかかってきます。いくら頭で理解しようとしても全然追いつきません。途中で「ああ、これは全身の毛穴で味わう映画だ」と考え直し、あえてあらすじを追うことをせず、目の前に広がるスクリーンに映っている世界をただただ眺めることにしました。そしたらまぁ、しっちゃかめっちゃかでおもしろい。なんかセリフがいちいち厨二病患ってるし、何がなんだかわからないけれどスケールのでデカさだけでゴリ押そうとしている感じがまぁすごいのです。おそらく、いろんな映画のパロディもあるのでしょうが、あいにく洋画には詳しくないので元ネタとかはさっぱりわかりませんでしたが、税務署の警備員がなんとなく安田大サーカスのクロちゃんみたいだったのが印象的でした。

最近はプリキュア映画みたいに90分ぐらいの、しかもわかりやすくてニヨニヨして楽しむ映画ばっかり観ていたので、2時間以上ぶっ通しでぐっちゃぐちゃのカオスな世界を字幕で楽しむのは少々身体が疲れたようで、家に帰ってから頭がガンガンするし、相撲の優勝決定戦を見る余裕はありませんでした。霧馬山、初優勝おめでとう。

というわけで、オススメするかといえば決して万人にはオススメしません。

魚雷人間

この本を2時間強延々と読み続ける感じなのでその覚悟がおありであればぜひ映画館まで足を運んでください。もう少しで上映終わるっぽいです。合掌。