「トイレが近い」とはどういうことだろうか。
「小便に行く頻度が高い」が正しい表現であろう。トイレが近いというのは自分の存在する位置からトイレの位置が近いことを指すのであって、小便に行く頻度が高いことを「トイレが近い」と言うのは比喩表現としても間違っているのではないかと思うのです。よもや、目の前にトイレが存在するわけでもあるまい。トイレが近いと言われ、小便に行く頻度が高いと読み替えねばならぬのであれば、脳の負担が大きいのであります。
「おしっこが近い」という言い回しも同様です。小便に行く頻度が高いことを指します。にも関わらず、うんこが近いとは言いません。ゲロが近いとも言いません。鼻水が近いとも言いません。どういうことでしょう。おしっこが近いとは言うのに、他の体液の排出に関しては「近い」という表現を使わないのです。どういうことでしょうか。精子が近いとも言いません。TENGAの使いすぎであろうと思いますが、どうしたことでしょう。
過去において、昭和天皇がゲロを吐いた際には「御吐瀉あり」と言われたそうです。「御吐瀉が近い」と言えるかといえば、言えないともいえないのです。実に日本語というのは難しい。
話を戻しますが、「トイレが近い」という言い回しを使いたい人に対して、ぐわぐわ団はノーとも言えないのですが、イエスとも言えないのです。正しい表現を普及させるべきがぐわぐわ団の為すべきことでありますが、美しき比喩表現の存在を無碍にはできぬというのもぐわぐわ団としての立場なのです。
もはや、話がしっちゃかめっちゃかになってしまって収集がつきません。遠くからお見守り頂くしかないのです。よろしくお願い申し上げます。合掌。