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「トイレが遠い」と言わないのはなぜだろう

「トイレが遠い」と言わないのはどうしてでしょうか。

小便に行く頻度が多いことを「トイレが近い」と言いますが、小便に行く頻度が少ないことを「トイレが遠い」とは言いません。「ボクはものすごぉくトイレが遠いんだよ、だから結婚してくれ」とプロポーズ大作戦した人を私は生涯において一人も知りません。「トイレが遠い」ことに惚れて結婚して『新婚さんいらっしゃい』に出演した人も知りません。いや、『新婚さんいらっしゃい』ってめちょんこ長寿番組ですし、司会者が桂三枝だった時に一度連れられて公開録画を観に行ったこともありますが、だからといって「トイレが遠い」を理由に結婚した人が出演したことはなかったはずです。

ちなみに『新婚さんいらっしゃい』を観に行ったとき、一緒に行った人が「三回も三枝が椅子から転げ落ちたけど、なかなかこんな機会はない。よいものが見られた」とめちょんこ満足げであったことはしっかりと覚えております。

とにかく、「トイレが遠い」からといって恋愛が成就するわけもなく、逆に「トイレが遠い」ことは身体の異常ではないかとも思えるのです。腎臓が仕事をしていない可能性もありますし、尿道が詰まっている可能性もあります。

頻尿という言葉がありますが、乏尿という言葉もあるのです。乏尿の原因は腎炎であったり、ネフローゼや心不全の可能性があるので、病院に行くことをお勧め致します。そして、おしっこがそもそも出ない場合は無尿といって、相当ヤバい状況みたいです。医学に疎いので、相当ヤバいとしか表現できませんが、乏尿よりも慌てて病院に行くことをお勧め致します。

頻尿も生活に支障をきたしますので、放っておかないほうがよいかと思いますが、とにかく乏尿、無尿は放っておかないようにしましょう。プロポーズ大作戦なんてしている場合ではありませんし、新婚さんいらっしゃいに出演している場合でもないのです。

みなさんの尿生活が健やかでありますよう、祈念しております。こういう時は「記念」でないことは言うまでもありません。合掌。