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オリンピクオワタアルヨ!

私の地元であるパリで厳かに行われたパリオリンピックが閉会しました。似非中国人っぽく言うと「パリオリンピクオワタアルヨ!」です。日本はメダルラッシュでたくさんメダルを取りましたが、その裏でメダルをもらえずに泣いた選手たちがたくさんいることを忘れてはいけませんし、オリンピックになんにも興味を持たずにプロ野球のナイター中継をを見ながら第3のビールで潤いのある生活を送っていた人がいることも忘れてはいけません。

とはいえ、次回ははロサンゼルスオリンピックです。1984年に逆戻りです。

1984 (角川文庫)

ジョージ・オーウェルが書いたディストピア小説『1984』と同い年です。ジョイナーが200メートルで銀メダルを取ったりしたぐらいしか印象に残っていませんが、とにかくロサンゼルスで再びオリンピックが行われるのです。聖火ランナーの最終走者はジョイナーかなと思ったのですが、残念ながらすでに彼女は鬼籍に入られており、となるとベン・ジョンソンぐらいしか思いつきません。

細かい話になりますが、ベン・ジョンソンがロス五輪で獲得した銅メダルはドーピングが発覚した後も取り消されていないため、オリンピックメダリストであることには変わりありません。つまり、最終ランナーを務めるには必要十分条件を満たしているといっても過言ではないのではないでしょうか。

とはいえ、今から4年後なんて世界がどうなっているのか誰にもわかりません。STAP細胞が本当に見つかって医療技術がめちょんこ向上しまくって死ぬこともなくなり、死者が生き返り、ジョイナーが聖火ランナーの最後を飾るなんてことが起きるかもしれません。ただでさえ美空ひばりがAIで復活しているのです。可能性がないとは言わせません。

そうそう、ジョージ・オーウェルの『1984』はロシア語の原文で拝読したのですが、主人公であるピョートル・キリーロヴィチ・ベズーホフの名前が覚えられずに大変苦労致しました。合掌。