うっかり私がノーベル文学賞を受賞したと思い込んでいたのですが、調べてみたら違ったようです。韓国の小説家、韓江（ハン ガン）が今年のノーベル文学賞受賞者でした。びっくりしました。私じゃなかったら村上春樹だとばっかり思っていたので、余計にびっくりしました。
ていうか、ノーベル財団はどうやって文学賞を選定するのでしょうか。世界中で出版されている本を片っ端から読んで決めるのでしょうか。そんなんどうやったって時間がありませんし、日本語に翻訳されていないとそもそも読めません。そもそも、私自身は小説をほとんど読まないのでノーベル文学賞をどうやって決めてよいのかさっぱりわかりません。
漫画ですら積みまくっているのです。小説はそんなに積んでいませんが、全く積んでいないわけでもありません。kindleのライブラリをほじくり返したら小説も出てくるはずです。自分で選んで買った本ですら読み切っていないというのに、世界中で出版されている本を片っ端から読んで、しかもなんか小難しい感じの本ばっかりですよ、ノーベル文学賞なんて。そんな小難しい感じの本を読んで、選んで、選定理由をまとめなければならないのです。いくらノーベル財団の団員でも勤務実態はブラックと申し上げてもよいでしょう。
ノーベル文学賞って生きている人じゃないと受賞できないので、残念ながら私の大好きな作家である中島らもが受賞できる可能性は限りなく低いのです。らもさんが生き返ったら可能性も出てきますが、らもさんはわざわざ生き返ってノーベル文学賞を受賞するぐらいなら、あの世で楽しくお酒を飲んでいるほうがいいと言うのではないかと思います。
というわけですので、私はノーベル文学賞を受賞もできず、選定もできず、実に中途半端な人生を送っていると言っても過言ではありません。ただ、私がノーベル漫画賞を選定するとしたら『うたかたダイアログ』『耳をすませば』『哭きの竜』の３作品となります。
よろしくお願い致します。合掌。
