平安時代は本当に平安だったのでしょうか。私は平安時代に生きていなかったようなのであんまり詳しくは知りません。
ただひとつ言えることは、平安時代には下水道が発達しておらず、なおかつ水洗トイレもなければウォシュレットもないということです。ウォシュレットの誕生は1980年であり、平安時代は広く言うと延暦3年(784年)の長岡京遷都からの約400年間を指しますので、間違いなく平安時代にウォシュレットはありません。
ウォシュレットの開発の話をどっかで見たことがあるのですが、華岡青洲の妻が自分の尻穴を犠牲にして試作品のウォシュレットを使って肛門に大火傷を負ったとかなんとか。華岡青洲の妻、麻酔の実験台になったり、ウォシュレットの実験台になったり、いろいろと大変です。そんな犠牲のうえにウォシュレットがあるのです。嘘です、信じてはいけません。
とにかく、ウォシュレットがないというのは地獄です。それどころかトイレットペーパーがやわらかくありません。パルプ100%のやわらかトイレットペーパーなんてのは売っていないどころか作られていないのです。じゃあ、どうやって尻を拭いたのか。和歌や漢詩を書いた後の紙を使っていたという説、木のヘラを使っていたという説、左手を使ってべちょっとしていたという説、いろいろな話があるのですが、どれもこれも現代社会では考えられないことばかりです。
とにかく平安時代というのは大変なのです。ちっっっっとも平安ではありません。便意をもよおすたびに平安が不安になるのです。しかも着ている服は十二単ですから、そんなに簡単に脱げるものではありません。実にヤバい。十二単なんてめくってもめくっても中には辿り着きませんし、かといってライフリーを履いておくなんてこともできません。平安時代にライフリーはありません。もう地獄絵図じゃないでしょうか。
こういう話を高校の国語の先生がしていました。頑張りましょう。合掌。