日本製鉄のUSスチール買収がアメリカ大統領によって禁止されました。
そもそも、USスチールというのはどういう会社なのでしょう。USスチールという名前からめちょんこすごいアメリカ屈指の鉄鋼会社のように思ってしまいますが、それは単なる名前から受け取るイメージでしかありません。私もそのようなイメージを持っていました。では実際はどうなのでしょう。調べたらわかることだと思うのですが、残念ながら私は英語が達者ではありませんし、鉄鋼業界にも詳しくありませんし、何よりあんまり興味がありません。USスチールのことを調べる時間があるなら、リリスのフィギュアを眺めてニヨニヨしたい人です。USスチールを買収するつもりもありません。というわけで、各自で調べて頂ければ幸いです。
調べるのは面倒なので勝手にイメージだけで記事を書きますが、おそらくUSスチールというのはアメリカの鉄を作る会社なのであろうと思います。鉄というのは鉄鉱石をぼわーっと燃やして溶かして固めて作ります。つまり、そういう会社であろうということは想像できます。真っ赤に溶けた鉄はすごく熱いんだろうなぁと思いますし、触ったら危ないことは容易に想像できます。そのような危険なモノを扱っているすごい会社なのだろうと思うのです。
とはいえ、粗鋼生産量でいうと世界一位は中国の宝鋼集団有限公司、世界二位はルクセンブルクのアルセロール・ミッタルで、USスチールは世界一位の宝鋼集団有限公司の10分の1程度の生産量しかありません。アメリカ内でもニューコア、クリープランド・クリフスに続く程度であり、決してアメリカのナンバーワンというわけでもありません。ニューコアは電炉メーカーでUSスチールは高炉メーカーなので違いはありますが、昔はすごかったけれども今はもんにょり、ただ名前は有名。そんな会社だったりします。船場吉兆みたいなものだと思ってもらってもよいでしょう。
このままではヤバいのでUSスチールは日本製鉄と手を組んでもう一度頑張ろうとしているわけですが、バイデン大統領が日本製鉄を中国企業と間違えたのでしょう、禁止じゃあ!とわけのわからんことを言い出して今に至ります。どうなるか知りませんが、頑張りましょう。合掌。