みなさんはイゾラドをご存知でしょうか。私のような文明人との接触を拒み、アマゾンの奥地で自然とともに暮らす人たちです。
そんなイゾラドが10年ぶりに姿を表して話題になっているとのこと。しかも10年ぶりに現れたイゾラドは以前と比べて抗戦的になっちゃてまいっちんぐマチコ先生なんだとか。イゾラドの保護を仕事にしている人に対して矢を放って瀕死の怪我を負わせたりとめちょめちょに荒くれまくりです。
なぜこんなにイゾラドがグレてしまったのか。どうも違法木材伐採業者にイゾラドの住んでいる森にまで入って木を切ったり、イゾラドに危害を加えたりしたのが原因のようです。あと、アマゾンの旱魃によって食べ物がなくなってしまっていることも遠因なのかもししれません。イゾラドの生活が成り立たなくなっているのでしょう。地球環境問題が文明とは無縁のイゾラドにまで影響しちゃっているのです。
このNHKのイゾラド特集番組は私も大好きで見ているのですが、特にオススメなのがこちらの記事にもある、二人だけ残ったイゾラドの話なのです。この二人がしゃべる言語が誰も理解できない二人だけの言語であり、しかもそのうち一人は死んじゃって……というめちょんこハードな展開。簡単に例えると、日本語を喋れる人が周りに誰もいないどころか、世界で一人しかいない状況に置かれてしまって、しかも他の言葉なんて知らないぞ❤️みたいな状態になった自分を想像してみてください。これはさすがにツラいでしょう。ちなみに、このイゾラドの言語には文字なんてありませんから、もう誰も理解できない言語なわけです。
とはいえ、どうにかして言語学者の方が理解をしようと頑張っていたりして、それはそれでハートウォーミングではあるのですが、文字もない言語で音だけを頼りに意味をとらえていくなんて蜘蛛を掴むような話です。できないことはないけど厳しい。
というわけで、10年ぶりにイゾラドが出てきて、なんやかんやで盛り上がっている様子です。ぐわぐわ団の立ち位置としては、決してイゾラドのみなさんに迷惑をかけず、温かい目で眺めつつ文明に染まっちまった人生を歩んでいきたいと思います。合掌。