新聞の本の広告欄がそこそこ好きでぼへーっと眺めていたりするのですが、こんな本が売られていることを知りました。
タイトルだけ見てみましょう。『なぜ有名人が次々と死んでいるのか?』ってそりゃあ有名人は死んだらニュースになるからであって、有名でない人も次々と死んでいるという事実が裏に隠されているだけだと思うのは私だけでしょうか。
こんなことを言うのであれば「なぜ有名人は死んでばかりで生まれないのか?」という本を書いて売りたくなります。生まれたときから有名なんて人はいないのです。西川きよしの息子だって最初は有名人ではありませんでしたが、ロック歌手になって最初のライブで西川きよしから「息子のロックをよろしくお願いしますぅ!」と挨拶をされたから有名になったのです。
横山やすしの息子である木村一八も最初から有名人ではありませんでした。しかしながら、父親はタクシーの運転手と口論になり「お前ら、今でこそ運転手と呼ばれとるが、昔で言えば駕籠かき雲助やないか」と吐き捨て、車に蹴りを入れるという事件を起こし、息子である木村一八はタクシーの運転手を半殺しにするという、なんかタクシーに恨みでもあるのかというぐらいの親子は親だけではなく息子も有名人となったのです。
そんな木村一八ですが、昨年ご結婚されたそうで喜ばしい限りです。横山やすしは51歳で亡くなりましたが、息子の木村一八は現在55歳です。お父さんを超えて長生きをされています。これも喜ばしい限りです。やっさんは往年もお酒飲みまくりで肝硬変で亡くなってしまいました。行政解剖されて死因を調べられたわけですが、その際に血液中にもアルコールが検出されたといいますから、相当な飲みっぷりだったのでしょう。やすきよの漫才は本当におもしろかったので残念なことです。
というわけですので、有名人が次々と死んでいるのは当然といえば当然のことで、有名人じゃない人も次々と死んでいるのです。覚えておきましょう。合掌。