やいのやいのと騒がれていた103万円の壁問題、結局どうなったのでしょうか。
実は私もさっぱりわかりません。103万円の壁をぶち壊すはずが、気がついたら収入によって壁が移動するわ、新しい壁ができるわ、もう何がなんだかさっぱりわけがわからなくなっております。さすがにややこしすぎてかしこい私でもさっぱり理解ができません。
ていうか、税金に限らず、制度や事務なんてのは簡単にすればするほどよいのです。誰でも理解ができることが公平で平等な世の中に通じるのです。制度がややこしくなればなるほど、知っている人が得をして、知らない人が損をする世界になっちゃうのです。情報の非対称性と言うのですが、これが大きくなればなるほど不平等な世の中になってしまいます。
そして、情報の非対称性が大きくなればなるほど、本当は知らないけれど知っているフリが上手い人が詐欺をしはじめて、知らない人がそういう詐欺にひっかかっちゃったりするのです。これがめちょんこ残念な話で、みんなが情報をきちんと知っていればそういう騙されたりする人もいなくなるのです。
というわけで、私は今さら103万円の壁がどうなるのかは興味がなくなってしまって詳しくは調べていないのですが、もしかしたら知っていたほうがお得なのかもしれません。その時はその時で調べてお得なほうに流れようと思いますが、来年103万円の壁がどうなるのかすらわからない状況です。参議院選挙の結果によっては日本の税制がひっくり返るかもしれません。その際はぜひ、誰でもわかりやすくて簡単な税制にしてもらえたら嬉しいです。
そんなことをしたら税理士の仕事がなくなる!ということで税理士の先生方が大騒ぎするかもしれませんが、それはそれ、別に税理士の仕事というのは難しい税金のことをぐちょぐちょするお仕事ではなくて、納税をお手伝いするお仕事なのです。頑張ってもらいたいものです。
私は税理士ではありませんので、税金のことは詳しくありませんが、消費税は税の基本「手に入るお金の一部をみんなのために使う」に全然そぐわない税なので大嫌いです。合掌。