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経営陣の若返り

これからの企業は経営陣の若返りが必要となります。どっかの会社も「経営陣の若返りが求められています」とか言ってたような気がします。

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というわけですので、経営者の方たちにはアンチエイジングが流行るのではないかと考えています。髪の毛を染めたり、シワ取りやシミ抜きをしたり、マラソンなんかに挑戦したり、ヤクルト1000なんかをガブガブ飲んだりすることもするかもしれません。実年齢は70歳だけど、見た目は50歳みたいな経営者がどんどん出てきて「経営の若返り」をアッピールする世の中になるのではないでしょうか。

もちろん、そんなことをされたら就職氷河期世代は役員の椅子を与えられぬまま定年退職を迎えることになります。まさに不遇な世代として一生を生きることになるのです。新卒カードが使える時は有効求人倍率が0.5倍とかふざけた状況で就職もままならず、どうにか就職できたとしても後輩がちっとも入らずにずっと下働きを続け、ようやく若い子が入ってくるようになったら働き方改革で定時で帰る若い子の仕事を巻くために残業につぐ残業、しかも名ばかりの管理職なんかになってるから残業代も出ないというオマケ付き、そしてバブル世代の人たちがアンチエイジングで役員の椅子にずっと座ったまま立とうともしない。間に挟まれてきゅうきゅうしているうちに定年退職となってしまうのです。就職氷河期世代というのは本当にツラい世代なのです。私は戦前に生まれ、グアムから飛んできたB29を竹槍でばったばったと撃墜し、戦後の焼け野原の復興に尽力し、トイレットペーパーがないと慌てふためく主婦に「大丈夫です!スタップ細胞はありまぁす!」と叫んだ世代ですから就職氷河期時代の若い子たちの不遇も「まだまだ甘い!」と言い放ってしまうような老害、もしくはメンターではあるのですが、それはともかく役員の若返りというのはアンチエイジングとかそういうことではなく、幼児や乳幼児、もしくは受精卵なんかを経営者としてどんどん登用すべきであるという話であると思いたい。合掌。