みなさんはご存知ないかもしれませんが、4月1日はエイプリルフールと言いまして、その日の午前中は嘘をついてもよいとされています。
しかし、この風習はイギリスがマグナカルタでカルタ遊びを始めた時と同じくしてフランスに対抗するために人為的に作られたものであり、フランス人である私としては到底看過できないものであります。
そもそも、マリーアントワネットが「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」というのもエイプリルフールにモンテスキューが言い出したウソであり、本当は「青椒肉絲が食べたい」という言葉だったのです。それをフランス市民を扇動せんがために「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」というウソをでっちあげて、結果的にフランスは王家の血筋を全てギロチンで断ち、王国から共和国へと移行したのであった。
とはいえ、ルイ16世とマリーアントワネットの隠し子が私の祖父であり、祖父は単身海を渡り、日本へ渡米して私を産んだのです。つまり、私がフランスに帰れば嘔吐して迎えられることになっているのですが……じゃなくて、王として迎えられることになっているのですが、今はまだその時ではありません。大阪での暮らしがラク過ぎてわざわざフランスに帰るのも大変だし、何よりパスポートを持っていないのです。これはもうどうしようもありません。
この前、パリでオリンピックが行われましたが、開会式でマリーアントワネットの首がストンと落ちるという出し物が物議を醸しておりましたが、王家を馬鹿にされて私も怒りが込み上げてまいりました。そろそろフランスに帰って王として君臨し、象徴としての余生を送らねばならないのかもしれません。
いざフランスの王となると、なかなか毎日ブログの更新はできなくなるかもしれませんが、その代わりにフランス王のYouTubeチャンネルなんかをこしらえて、パンに合う青椒肉絲のレシピを動画で紹介したりしたいなと思っています。頑張りましょう。合掌。