ぐわぐわ団

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関税大戦争

アメリカが相互関税を導入すると言い出してからというもの、もはやわけがわからない状況が続いております。

関税自主権を回復した立役者である小村寿太郎はさぞや大喜びでしょう。自分が死ぬ気で回復させた関税自主権が自由貿易によって骨抜きにされて「ワシのやってきたことは間違っていたのか……」とふっさふさのヒゲを手入れしながら泣いていたであろうに、これからは関税をかけることが普通になろうとしているのです。寿太郎の復活が待たれます。

そして、アメリカがめちゃくちゃな関税をかけると言い出したので、中国もアメリカに84%の関税をかけると言い出しました。関税大戦争の始まりです。中国って食料自給率が低いのでアメリカからいろいろと食べ物を買っていると思うのですが大丈夫でしょうか。なんだかんだでアメリカへの輸出にも頼りつつ、アメリカの輸入にも頼っているわけですから、争うのは悪手でしかありません。

日本はどうかというと、関税協議担当に赤澤経済再生相を起用して話をさせる方向で話が進んでいますが、この赤澤さんは石破総理の近しいお友達ではあるものの、所詮は経済再生大臣でバックに何か大きな組織があるわけではありません。話をしたところで何も決められないでキャン言うて帰ってくる可能性が十分あるのです。

ぶっちゃけ一番の適任は麻生元総理なのですが、ご高齢でもあり、石破総理に手を貸すつもりは毛頭ないと思われるので頼まれても断るのでしょうが、アメリカ大統領とパイプがあり、がっつり話ができて、物事を決めることができる人なんてそうそういるものではありません。

ここはひとつ、私が人肌脱いでもよろしい。ウクライナのゼレンスキー大統領は英語が苦手でアメリカ大統領との会談で大失敗しましたが、私は英語力もさることながら、何と言っても決める力があります。責任は取りませんし、物事がわかっているわけでもありませんが、とりあえず「イエス!」と言ってきましょう。悩みません。どうせ英語なんてわからんし、アメリカ大統領に「ノー!」なんて言えませんから、全部「イエス!」と言います。腹をくくるとはこういうことです。

その後、どうなるのか知りませんが、決められるだけ偉いと思ってください。頑張りましょう。合掌。