ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

ニトリのドライヤー

ニトリで売っている『高濃度マイナスイオンヘアケアドライヤー』を買いました。高濃度のマイナスイオンがぶわーっと出てくるし、なんと風速19km/hという台風並みの風が出ます。お値段異常のニトリが自信を持ってテレビCMしていたのでついつい買ってしまいました。

 

コレが本当にすごくて、今まで使っていたナショナルのドライヤーは何だったのか?と思わずにはいられないほどです。ここで補足しておきますが、ナショナルというのは松下幸之助率いる松下電器産業株式会社の白物家電のブランドであり「いつかはナショナル」が高度成長期のキャッチフレーズになるほどに世の中の人の羨望を受けたブランドであったのです。ナショナルの冷蔵庫を持っているというだけで芦屋のマダム扱いをされたり、ヴィトンのバッグよりもナショナルの洗濯機のほうが羨ましがられたのです。しかし、令和キッズはそのような歴史は知りません。ナショナルって何?というのが本音でしょう。

なぜ、ナショナルが無くなったのか。それは松下幸之助亡き後の松下電器産業の経営者があんぽんたんでナショナルではなくパナソニックのほうがかっちょええやんという理由でブランドをパナソニックに統一してしまったのです。ナショナルという商標がアメリカで使えない(すでに使っているところがあった)という理由もあるにはあるのですが、だからといってナショナルのブランドを捨てる神経が理解できません。

アップルはアイフォーンという名前を使うためにアイホン株式会社にライセンス料を支払ってでもアイフォーンというブランドを広めようとしているのに対して、松下の経営者は「ナショナルあかんねんて、じゃあパナソニックでええやん」という適当な経営判断をしてしまった結果、ナショナルというブランドがこの世から消えてしまったのです。これでは松下幸之助が浮かばれません。

話は逸れましたが、ニトリのドライヤー、今なら1,000円引きらしいのでお得に買うなら今かもしれませんが、別に私はニトリから案件をもらっているわけでもないので買っても買わなくてもいいです。合掌。