大阪市美術館で現在好評開催中の『日本国宝展』に行ってきました。展示されているモノがほぼ全て国宝というエゲツない展示で「こんなん人生において二度とない!」と言い切れるぐらいの内容です。大阪・関西万博が開催されているからこそのバフがかかっているようです。ちなみに、奈良博や京博でも国宝展を開催されています。奈良博では「七支刀」が展示されているようです。めちょんこすごい。
上の写真は日本国宝展の図録と本阿弥光悦の「舟橋蒔絵硯箱」のぬいぐるみです。この硯箱はVtuberの儒烏風亭らでんさんが東博の「本阿弥光悦の大宇宙展」を紹介していた動画でめちょんこ熱く語っていた硯箱で5月18日まで展示されているのですが、あまり人だかりにもなっていなかったので間近でじっくり見ることができました。「これがらでんちゃんが話していた硯箱かぁ〜」と思うと実物が拝めてありがたい限りです。勢い余ってぬいぐるみまで買ってしまいました。どうすんだコレ。なお、硯箱は5月18日まで展示されています。
それはそうと、行ったのは平日なのですがびっくりするほど人が多くてびっくりしました。当日券のチケットを買うのもめちょめちょに人が並んでいて、とりあえず並びながらオンラインチケット買うためにスマホぽちぽちして無事にQRコードを手に入れたので列から抜けてチートかまして展示室内に入りましたが、これまた人がたくさんでどの展示にも人人人で人だらけ。
不思議なのがお経とかにものすごく人が集まっていて、本阿弥光悦の硯箱とか、立体のモノにはそんなに人がいないのです。ぶっちゃけ全部国宝なのでがっつり見たいのはやまやまだったのですが、あまりにも人が多くて呑まれそうになってしまったので、後で図録を買うから雰囲気を楽しめればいいやと覚悟を決めて、見やすい展示を見ることに徹しました。
で、家に帰って図録を見てニヨニヨしていたのですが、毛虱をうつされて陰毛を剃る男とその様子を見て笑っている毛虱をうつした女の絵を見ることができなかったことがわかって残念がっているところです。ちなみにこの絵は「病草子」という国宝で京博が所蔵しています。ものすごい国宝があるものです。「病草子」の「霍乱の女」は特にとんでもないです。機会があれば是非ごらんください。合掌。