布施明のコンサートに行ってきました。NHKの最強歌番組『うたコン』に布施明が出るたびにわーきゃーしているぐわぐわ団、ブラウン管を通した布施明には満足できずについに生の布施明に手を出したのです。
そして、1時間45分もの間、たっぷりと布施明を浴びてきました。めちょんこ満足です。1時間45分、布施明の歌をたっぷりと浴びるなんて贅沢の極みです。とにかくすごい。生の布施明はすごかった。途中でマイクなしで歌い出したりもするのですが、マイクなしでもあの歌声なのです。神戸国際会館が生の布施明の声だけで満ち溢れているのです。贅沢が過ぎる。
MCで「12月で78歳になる」と仰っておられ、その時の私の率直な気持ちは「うそやん！」でした。それはおかしい。喜寿の方が目の前でものすごい声量で歌を歌っておられるのです。しかも布施明のスケジュールを見てください。けっこうぎっしりです。しかも今年の5月には武道館でコンサートをされています。どういうことでしょうか。もはや私の想像を遥かに超えているのです。そして、私自身も「77歳で武道館でコンサートができるぐらい健康でいなければ」と新たな人生の目標を立てることができました。ありがたいことです。
おそらく、そんなふうに考えているかたも多いのでしょう。観客はご高齢の方が多く、お釈迦さまでも拝みにきているかのような雰囲気もあり、目の前で生の布施明が歌っているだけでありがたいという感覚になるのです。私自身終始のぼせておりました。そして、相方とふたりで帰り道に「贅沢だったねぇ」と会話を弾ませていたのです。
正直なところ、特にアルバムを聴き込んだりしていたわけでもなく、布施明の歌をそんなにたくさん知っているわけでもなかったのですが、そんなこたぁ関係ない。たまにスペイン語の歌を歌われたりもしますが、基本は日本語で歌詞を聴けばすぐに歌の世界に入ることができますので知っていようが知らなかろうが問題はありません。とにかく超絶贅沢です。ありがたいです。そんな体験でした。みなさんもぜひ布施明のコンサートに足を運んでください。オールスタンディングとかじゃないからゆったり座って楽しめます。それもありがたいことです。合掌。
