ぐわぐわ団のふたりは、美味しいものを食べに行くと妙な人に出会うというジンクスがあります。南海グリルというめちょんこ高級な鉄板焼きのお店に行った時は、おっさんと日本語カタコトな女二人がやったらこってりねっちょりとあわびが生きたまま焼かれる様子をまじまじと見つめていたり、滋賀県まで豚しゃぶを食べに行った時は隣の席にカラオケの先生と生徒らしき集団が「こんなんお好み焼きの肉や!」と豚肉を貶していたり、とにかくいろいろな人に会うのですが、最近はとんとそういう妙な人をみなくなりました。美味しいものを食べていないのかといわれたらそういうわけでもありません。
さて、先日ガストに行って「から好しのからあげ」をバクバク食べたくなって、ふたりで行ってきました。外側がサックサクで中がジューシーなからあげの王道みたいなからあげで、ハニーソースがまた合うというかもう最高なのです。この日ばかりはカロリーなんて気にせずにガッツリとからあげを堪能させていただきましたが、からあげを食べ終えた頃に、私の後ろからやたらめったらええ声が聞こえてくるのです。

私のお墓の前で泣かないでくださいの人みたいな声で「へー」「そうなんだ」と相槌をうっている人がいるのです。とくに声量が大きいわけでもないのですが、とにかくええ声過ぎて「へー」だけで背中から刺されたみたいな感覚を味わいました。
今までは会話の内容が面白かったりしていたわけですが、今回に限り声そのものがええ声過ぎてびっくりです。この声で壺を売られたらまず買うであろう、教祖になったら信者がすぐに万単位で増えるであろう、そしてこの声で歌われたら本気でヤバい、そんなテノールな感じの声で、正直めっちょこ羨ましかったです。こちとら声で人を惹きつけるような力を持っていないので羨ましくて仕方がない。
帰り際にどんな人なのかめちょめちょに気になって、90度曲がればよいものを、わざわざ270度ターンして姿を見てから帰ったのですが、金髪のねっちょりしたおっちゃんでした。しかし、声が良い。羨ましいかぎりです。合掌。