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バールで殴る

よくニュースで「バールのようなもので殴った」といった表現を耳にすることはありますが、今日は「バールで殴った」と、珍しく「のようなもの」ではなく「バール」そのもので殴ったようです。なかなかのレアパターンです。

バールというのは主に「こじる、はがす、引き抜く、壊す」ための金属製の工具です。はがす、引き抜く、壊すはわかるのですが「こじる」って何?

わけがわからないので調べてみたところ、「すき間に何かを差し込んで、てこの原理で無理やり動かすこと」なんだとか。こじ開けるの「こじ」が「こじる」ということのようです。知らない言葉を急に目にするとびっくりします。

「カギかいだ?」なんて言葉もびっくりするかと思いますが、だんじりで有名な岸和田周辺で使われている言い回しです。「カギをかけた?」という意味です。匂いを嗅ぐわけではありあませんので「カギかいだ?」と言われても「くさかった」みたいな返答はしないほうが賢明です。

とにもかくにも、バールは便利です。何かあった時にはめちょんこ役に立つ工具であることは明らかです。にも関わらず、やたら悪いコトに使われている印象が強いのでバール屋さんは迷惑しているのではないでしょうか。てこの原理を使うので普通ではこじることのできない自動販売機をこじたり、他人の家の戸を開けたり、盗んだ金庫をどうにかして開けたりすることができます。てこの原理を活用するなんて動物にはできませんから、人間としての尊厳を守ることもできると言っても過言ではありません。

バールに罪はありません。使い方で良いバールにも悪いバールにもなるということをしっかりと認識しておかねばならないのです。バールで人を殴ってはいけません。小学校の道徳の時間でしっかりと教えるべきです。一方、義務教育においてバールの使い方も教えておくべきではないでしょうか。バール屋さんが誇りを持ってバールを販売することができる世の中にしていかねば明るい未来は見えません。まず、国民会議でバールについて議論を深めることが肝要かと思います。頑張りましょう。合掌。