今場所で霧島が3度目の優勝を決めました。だがしかし、決まり方があまりにもお粗末極まりない。不甲斐ないどころの話ではない。何のことかわからない方たちのために説明させていただく。
まず、14日目時点で優勝の可能性があったのが12勝1敗の霧島と10勝3敗の琴勝峰と横綱・豊昇龍。霧島が勝てば優勝。もしくは霧島が負けても、琴勝峰、豊昇龍が勝てば千秋楽まで優勝決定は持ち越し。展開としておもしろいのは霧島が安青錦に負けて、安青錦は千秋楽に勝ち越しを目指す、琴勝峰、豊昇龍は勝って望みを繋ぐ、そして千秋楽。これが最善のシナリオであって、日本相撲協会のライターはこのように書いていたに違いありません。

しかしながら、まず琴勝峰が熱海富士に負け。前頭五枚目の琴勝峰が小結の熱海富士に負けるのは仕方がありません。しかも熱海富士は人気力士。ここで勝って千秋楽に二桁勝利を目指すという展開も熱いといえば熱い。
そして、霧島が安青錦に負け。これも安青錦が千秋楽に勝ち越しを賭けるという展開が興味をそそるので巡業的にはヨシとしましょう。だが、これらの展開が効くのも横綱・豊昇龍が勝ってこそ。豊昇龍が負けてしまえば優勝が霧島になってしまって、もはや全てがどっちらけになってしまうのです。
そして対戦相手の琴櫻に押しつぶされるようにして負けたわけです。タイトルでは横綱を筆頭に全力士に猛省を促すと書きましたが、よくよく考えたら横綱が不甲斐なさ過ぎる。それだけの話です。もうちょっとどうにかならんかったのかと。
注目の力士が全員負けてどっちらけで優勝が決まるなんてのはもっての外で、許されざる展開です。せめて霧島が勝って優勝なら許せたかもしれません。でも、実際は霧島は負けるし、琴勝峰も豊昇龍も負けるし、なんやねんコレは!と激怒しなければいけません。
霧島には久しぶりに優勝して大関を再び目指すきっかけにしてもらいたいとは思うものの、勝ち方がなんか微妙な取り組みが多かったし、もんにょりがぬぐえません。さて、千秋楽はどうなることやら。合掌。