NHKで「小学生が田植えの体験をしました」というのんきなニュースをしていました。こういうニュースでよいのです。殺人事件や国際紛争、政治問題なんてニュースばかりでは疲れてしまいます。小学生が田植え体験、素晴らしいことじゃないですか。いつもの食卓に出されているごはんがどのように作られるのか、身をもって体験することで食への感謝も生まれるというものです。

「田植えというのは大変なんだと思いました」という感じの100点満点の感想を述べていた小学生が劇団員でないことを祈るばかりです。
そして、アナウンサーが「今回、小学生が植えたのはもち米で、9月に収穫されたあとはもちにしてみなさんに振る舞われるそうです」と添えていましたが、本当にホッとしました。
もし仮に「今回、小学生が植えたのは飼料用米で、9月に収穫されたあとは豚のエサになります」だったら小学生がなんとなくかわいそうになります。ただ、このようなことを書くと「飼料用の米を差別するのか!」と激昂して憤死する人たちが少なからずいます。もちろん、飼料用の米も大切な農作物であり、飼料用の米を差別するつもりもありません。ただ、せっかく小学生が田植えをした米なので、できれば小学生の口に入ってくれたらいいなと思うことは必然、つまり必要十分条件ではないかとも思うのです。
これが「今回、小学生が植えたのは大麻で、9月に収穫されたあとはラリパッパ」だとコンプライアンス違反になりますし、「今回、小学生が植えたのは毒米で、9月に収穫されたあとは小学生に振る舞われるそうです」だと「それだけはやめてくれ!」となります。結果的にもち米でよかったなぁと思わざるを得ないのです。
というわけですので、小学生が田植えの体験をして、田植えの大変さを知ったことに対して喜びと称賛を感じたというのが今回の記事の趣旨なのですが、実際のところはほとんどの田植えはコンバインを使ってガーッとやっちゃいますので、全てのコメが手で植えているわけではないことは小学生には教えないほうがよいかもしれません。頑張りましょう。合掌。