大相撲名古屋場所は安青錦、熱海富士、霧島の3人による巴戦が行われました。いずれかの力士が続けて勝つまで延々と続きます。最初は熱海富士と霧島が戦い熱海富士の勝ち、熱海富士と安青錦が戦い安青錦の勝ち、そして最後に霧島と安青錦が戦って安青錦の勝ちで優勝決定。足の怪我もあったというのに安青錦の強さにはびっくりです。優勝だけではなく大関復帰もめでたい。一方で横綱審議委員会も苦言を呈していましたが、巴戦の中に横綱がいないのは残念でなりません。大の里、豊昇龍には猛省を促したい。

とはいえ巴戦は実にも見応えのある取り組みでした。これを相撲だけにしておくのはもったいない。ぜひ他の競技でも取り入れてもらいたい。
つい先日、高校野球の大阪地方大会で大阪桐蔭が大阪立命館に負けるという大番狂せがありました。阪神タイガースより強いと言われる大阪桐蔭が、大阪府民の約7割の人が「大阪立命館?」と首を傾げる高校に負けるなんて驚きです。しかし、これが巴戦なら大阪桐蔭が勝っていたのではないかとも思うのです。大阪桐蔭、大阪立命館、そしてダメ虎時代の阪神タイガースで巴戦をすれば、仮に大阪桐蔭が大阪立命館に負けたとしてもダメ虎時代の阪神タイガースは大阪立命館には負けないでしょう。そして、大阪桐蔭は阪神タイガースに勝ち、再度大阪立命館と戦うことができます。大阪桐蔭のことです、いくらなんでも2回目は負けないのではないでしょうか。つまり、巴戦にすることで実力を正確に測ることができるのです。

別にスポーツにこだわることもありません。会社のコンペとか、夫婦喧嘩とか、給食の余ったプリンの取り合いじゃんけんとか、このご時世下火ではありますがミスコンテストとか、とにかく巴戦にすれば盛り上がりますし、実力をきちんと発揮できるようになり、より平等感が増すのではないでしょうか。
本能寺の変も巴戦であれば織田信長が勝った可能性が高いことは歴史学者である坂木教授が公言していましたし、とにかく世の中は巴戦なのです。頑張りましょう。合掌。