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古時計の所有権

『大きな古時計』という歌をご存知でしょうか。もともとはヘンリー・クレイ・ワーク・が1876年に発表した歌で楽譜が100万部以上売れる大ヒット。後に数多くの歌手がカバーしています。有名どころでは平井堅がカバー、すっぽんぽんになって歌うMVが多くの人の目に触れ、映画『愛の流刑地』の主題歌となったことでも有名です。

そんな『大きな古時計』ですが、途中の歌詞でどうしても納得できないことがあるのです。「おじいさんのうまれた朝に買ってきた時計さ」の部分。朝というのも気になります。時系列もわかりにくい。おじいさんが産まれた→朝に買ってきたのであれば、朝の7時から開店している時計屋がないとつじつまが合いません。おじいさんが産まれた朝→買ってきた、だと余計におかしい。産まれた日の朝に買ってきたとしか読めないのです。そして、朝っぱらから開店している時計屋が存在しないことにはこの歌が成り立ちません。

それ以上に悩ましいのが所有権の問題です。「おじいさんがうまれた朝に買ってきた時計さ」……誰が?主語がない。この時点で出演しているのはおじいさんだけなのです。おじいさんが買ってくるわけがありません、産まれたばかりですから。とはいえ、赤ちゃんではなくおじいさんと表現されているのもかわいそうではありますが、これは話の本題ではありません。

誰が買ってきたのかさっぱりわからない時計とおじいさんの人生を延々と歌っている『大きな古時計』ですが、誰が買ったのか、所有権は誰が持っているのか、おじいさんだとすればいつ贈与を受けたのか、古時計が110万円以上の価値を持つのであれば贈与を受けた時点で贈与税を支払う義務が発生します。おじいさんは納税義務を果たしていないことにもなります。

このように、所有権に関して考えるだけでもツッコミどころ満載の『大きな古時計』なのですが、動かないのであればなぜ修理しないのか問題もあり、そちらも大きな話題となっております。頑張りましょう。合掌。