ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

"Merry Christmas"の"t"不要論

よい子のみんな、メリークリスマス!サンタさんへ頼むプレゼントは決まったかい?Amazonの欲しいものリストを公開しておけば、サンタさんが注文して、宅配業者の誰かが持ってきてくれるかもしれないよ!微妙に夢と希望を残したような書き方をして、結果的に子どもの夢をぶち壊した気がします。それ以上に、よい子がぐわぐわ団を読んでいるのか、そっちのほうが気になります。

昔はサンタさんは「エラい人の本」なんかを枕元に置いてくれていたものです。遅刻しそうになって、朝ごはんも食べずに駅まで全力で走って、ギリギリ間に合う電車に乗って一言「あー、エラかったー……」、畑仕事で延々枝豆を収穫しているうちに日が暮れてしまって一言「いやぁ、エラかったぁ」、そんな人の話がたくさん収録されている「エラい人の本」ですが、そんな本をもらっても嬉しくもなんともないのです。同人誌か何かでしょうかね、エラい人研究会みたいなところが独自の調査をして、滋賀県は「エラい」を使う人が多いという結果をもとに、滋賀県にエラい人を取材に行きました特集!みたいな感じの本。マニアックですね、サンタさんも。

話がそれるのはいつものことですので気にしないでください。今回はそんな話ではなく、"Merry Christmas"の"t"が不要だという話です。もう一度、カタカナで書いてみましょう。「メリークリスマス」ですね。「メリークリスティマス」ではありませんね。"t"があると、アルファベットを使って書くときに、ついつい「メリークリスティマス」と頭の中で発音しておかないと、"t"が抜けてしまうのです。何なんですか、メリークリスティマスって。アガサ・クリスティじゃないんです。

アガサ・クリスティの代表作と言えば『オリエント急行殺人事件』ですが、いまや急行で殺人などできません。停車駅が多いですから。『オリエント新快速殺人事件』であれば、新大阪から高槻までは停車しませんので殺人は可能かと思いましたが、乗車率が半端ないぐらいにすごいので、殺人事件など起こそうものなら、エラいことになります。

というわけで、"Merry Christmas"の"t"はいらないということがおわかりいただけたのではないかと思います。キリストのトの"t"だから、"t"は必要なんだというご意見もございますが、そんな感情論で振り回されてはいけません。"t"は発音しないんだから不要であると、ここはひとつ、曲げてお願いしたいと思います。合掌。