ぐわぐわ団

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ベートーベンとひな人形

ひな人形はひな祭りが終わるとすぐに片付けないとお嫁さんに行き遅れるという恐ろしい言い伝えがあります。日本人はみんなズボラなので、これぐらい脅さないとひな人形を片付けない人が多いだけなのかもしれません。考えてもごらんなさい。「ひな人形はいつ片付けてもいいよ」と言われてしまうと、ひな人形を片付けずに一年中ずーっと延々と飾っているズボラがはびこるわけです。

とはいえ、五月人形はすぐに片付けないとお婿さんに行き遅れるとか言われないのです。これがなぜかよくわからないのです。別に五月人形を飾りっぱにする人もいないし、お婿さんに行き遅れるわよ!と怒られることもないのです。これはもはや女性差別なのではないでしょうか。ジェンダーフリーが叫ばれる世の中、こんなことでよいのでしょうか。

ジェンダーフリー!

すいません、ジェンダーフリーが叫ばれる世の中ということでしたので、ついつい叫んでしまいました。叫ばれている以上、叫ばなければならないのです。喉がつぶれるまで、声か枯れるまで、血を吐くまで力の限り叫びまくりましょう。ウィーンフィルオーケストラのコンサート会場で突然、隣の席のおっさんが「じぇんだぁふりぃいいいいい!」と物理的に叫んだらどうでしょう。あなたは「ああ、ジェンダーフリーが叫ばれる世の中だなぁ」としみじみするでしょうか。それとも、なんと非常識なおっさんだ!せっかくのウィーンフィルが台無しだ!と激昂して憤死するでしょうか。そんな時に演奏される曲がベートーベンの「激昂」だったりするわけですよ。あまりに知的なボケ過ぎました。ベートーベンの「げっこう」は「激昂」ではなく「月光」です。じゃじゃじゃじゃーんのアレです。

ということで、そろそろ話題を戻しましょう。ひな人形は早く片付けろと言われ、五月人形はそんなことは言われない。やはりこれはよくないと思うのです。ていうか、ひな人形を片付けるパワーがある人はうちの新聞紙の山を片付けてください。合掌。