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フレイルについて考える

トゲトゲのついた鉄の球をクサリで棒につないだような武器をフレイルと言います。モーニングスターとも言いますが、細かい定義をしはじめると、途端に「それは間違っている!」「フレイルとモーニングスターは別の武器だ!」「フレイルの形がそもそも違う!」とわけのわからんのがわいてくるので、そのへんは適当に受け流してもらえたら結構です。

フレイルを予防する方法がネットで公開されていました。

フレイルの予防 | 健康長寿ネット

盾を使って防ぐぐらいが関の山だと思うのですが、どうも違います。

フレイルの予防にはフレイルのメカニズム(フレイルサイクル)を良く理解し、正しい介入方法を行う必要があります。

メカニズムも何も、フレイルの攻撃から身を守るためには、クサリにつながれたトゲトゲの鉄球がどのような動きをするのかをしっかりと理解しておかねばなりませんが、ぶっちゃけこんなもん振り回されたら勝てる気がしません。予防もしようがないという話です。

だんだん、わけがわからなくなってきたかと思います。だんだんどころか、最初からわけがわからないという人もたくさんいらっしゃるかと思いますが、あんまり深く考えずに雰囲気で楽しんで貰えたらよいかと思います。

フレイルって武器もあるんですが、最近別のフレイルが出て来たようです。

高齢者が要介護状態に陥る過程には意図しない衰弱、筋力の低下、活動性の低下、認知機能の低下、精神活動の低下など健康障害を起こしやすい脆弱な状態(中段階的な段階)を経ることが多く、これらの状態を日本老年医学会は「フレイル」として提唱している。

フレイルなんて言葉を使わず、虚弱状態でいいやんと思うのですが、なぜかカタカナ語になってしまうのです。「うちのおじいちゃんはフレイルだ!」みたいな使い方をするんでしょうか。

ちなみに、筋肉量の減少をサルコペニアと言うらしいのですが、もうカタカナ語に拒否反応を示していまして、なんでもかんでもカタカナ語にすりゃあええってもんでもないでしょう!と思考回路がフレイルになってしまっています。ナウなヤングは何の抵抗もなく「うちのおじいちゃんはサルコペニアでフレイルさ!」なんて会話をしているのかもしれません。

ナウなヤングに迎合するためには、フレイルもサルコペニアもきっちり覚えて使わねばならないのです。現代はかくも生き難い。日本語はどんどん衰退していき、気がつけばルー大柴ばっかりになるんでしょうね。でも、ルー大柴ですらナウなヤングはご存じないかもしれません。世も末です。合掌。