何を書いているのだと思われたかもしれませんが、東京都がこの前「感染拡大特別警報」を出したので、次はどうなるかな〜と思っていろいろと想像を膨らましていたら、最終的にこのぐらいまでいくのではないかという、実に不謹慎な結果に至りました。
言葉というのは、いくら過激な言葉であっても、だんだんと慣れていっていしまいます。警報というと最初は大変そうでも、毎日警報が出ると、「あー、また警報かー」となってしまうものです。となると、次は特別警報となるわけです。それに慣れてくると次はアラートとか、横文字を使ったり、いろいろと過激になっていき、わけがわからなくなります。
なんとなく、ブログやYouTubeの炎上商法とよく似ているような気がします。最初はちょっとしたプチ炎上で人を集めて、それで人が集まらなくなるともっと過激なことをしだして、もはや収集がつかなくなってエラい目にあう、みたいな。
センセーショナルな物言いをして、注目を集めたところで、きちんと伝わるのかといえばそうではありません。恐怖心を煽るだけで伝わらないこともあります。
真摯にまっすぐ、時にユーモアを交えつつも、伝えたいことを一所懸命に伝えるほうが、相手に伝わります。例のウイルスの感染拡大をどうにかしたいと思うのであれば、どうして欲しいのかをしっかりと伝えようとするべきであり、新しい言葉を作り出してどうのこうの言うべきではありません。
「せっけんでよーくてをあらおう」でいいんです。「ごはんをたべるときはしゃべらない」でいいんです。「特別警報」なんて怖い言い方はしないでいただきたい。ぎょんぎょんするじゃないですか。
というわけで、ぐわぐわ団は真摯にまっすぐ、時にユーモアを交えつつ、伝えたいことを一所懸命に伝えていきたいと思いますが、伝えたいことがないのが一番の問題。合掌。