ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

和歌の根付く日本の文化:三木道三への感謝と自由な歌

最近は和歌の研究をしております。令和キッズは和歌とは何かを知らないかもしれませんので簡単に説明致しますと、和歌は16世紀にポルトガルから黒船に乗ったペルリによってもたらされた雅(みやび)なソングのことです。ゴシチゴシチシチというリズムに乗せたラブソングは日本の平安時代において大いに流行致しました。

最初は十葉集から始まり、百葉集、千葉(ちば)集、万葉集、億葉集という和歌集が作られ、それからは和歌集作りが大ブームとなり、各々が作った和歌集がコミケや同人イベントなんかで売られたりしていました。

和歌を書いていたのは三木道三といった大物シンガーをはじめ、藤原の塊、聖小納言48、紫式クラブといった方たちであり、今も和歌を書く人たちはそこそこいらっしゃいます。今でこそ廃句という和歌を短くしたものもありますが、やはり和歌の人気は高うございます。

そんな和歌の中でも私が好きな和歌をご紹介しましょう。

駄々をこね へそをまがりぬ たらちねの 母にこわれて コブラツイスト

この和歌を聴くと、情景が目の前に浮かびます。駄々をこねたがためにへそにマーガリンを塗られた母親(たらちねのは母の枕詞)がコブラツイストを要求しているのです。もう、何がなんだかさっぱりわかりませんが、「へそをまがりぬ」という部分の「まがりぬ」はマーガリンであるという説が一般的であり、当時はトランス脂肪酸が多く含まれていたため、コブラツイストでどうにかしてほしいと懇願している親子の情が表現されているのです。

このように、和歌というのは今や日本の文化として根付き、そして大きくそびえ立つ大樹となったわけですが、先人の頑張りがあったからこそであり、三木道三には感謝しても感謝したりないのではないでしょうか。

皆様におかれましても、和歌を楽しむ際にはいつも心に三木道三を思い浮かべつつ、ゴシチゴシチシチに囚われない自由な歌を目指していただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。合掌。