計算を覚えるには公文式と言われています。では、俳句を覚えるには何がよいのでしょうか。それはズバリ「正岡式」です。
正岡子規の俳句をベースに小学生でも簡単に俳句が覚えられるようにわかりやすくまとめた正岡式学習法はぐわぐわ団からだけではなく、様々な方面から熱い注目を浴びています。今回はその正岡式のノウハウの一部をご紹介させて頂きたいと思います。
まず、俳句を書くためには季語が必要ですが、これは季語なのか、季語ではないのかを選別するのが大変です。そこで正岡式では季語かどうかを考えるのではなく、季語を作るというコペンハーゲン……ではなく、コペルニクス的転回でもって俳句初心者に学びやすい環境を作りました。
正岡子規の俳句の中でも最も有名なのは「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」ですが、つまりフルーツであれば季語としてしまおうということです。そこでひとつ例を出します。
ドリアンを喰えば臭いぞバンバンジー
この場合、ドリアンが季語になります。ドリアンの収穫量が多く、かつ安く出回るのは4月〜8月ですので、夏の季語となるのです。このように、フルーツを季語に、法隆寺をバンバンジーやら、ファンタジーやら、切れ痔、イボ痔、だいたい何とかジーとなるような言葉を最後にどんと据えることで、立派な俳句となるのです。これが正岡式の俳句の作り方です。
別に気をてらったフルーツを用意しなくても大丈夫ですし、気の狂ったフルーツを買ってこなくても大丈夫です。みかんでもよいですし、ドラゴンフルーツでもよいのです。世界一大きいパラミツ、別名ジャックフルーツなんて無理に用意しなくても結構です。ちなみに、パラミツは表面がぶつぶつしていて、ハスコラが苦手な人は検索したりして見ないほうが賢明です。
パラミツはぶつぶつしてるぞブルジョアジー
という感じで、すぐに俳句ができてしまいます。有象無象と言えなくもないですが、象が活躍してくれるということは、戦時中に上野動物園でエサをもらえずに餓死してしまった、ジョン、レノン、ヨーコも喜んでいることでしょう。合掌。